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今回は実際に起こった事件をテーマに作製された【愛の病】について
深堀(解説)します。ネタバレ注意
愛の病とは
2002年の「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」を基に描いた作品です。主人公のエミコ役を本作品が初主演となるnon-noモデルで瀬戸康史の妹である【瀬戸さおり】が演じています。その他のキャストも岡山天音、八木将康、山田真歩、佐々木心音、藤田朋子らが出演している官能サスペンス。監督は「女の穴」「スキマスキ」の吉田浩太氏。
映画情報
タイトル | 愛の病 |
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監督 | 吉田浩太 |
作製年 | 2017年 |
作製国 | 日本 |
キャスト | 瀬戸さおり、岡山天音、八木将康、山田真歩、佐々木心音、黒石高大他 |
あらすじ
生活費を稼ぐために出会い系サイトのサクラとして働き始めた若きシングルマザーのエミコ(瀬戸さおり)は、工員の真之助(岡山天音)のに目をつけ、金を貢がせることを思いつく。エミコに入れ込んでしまった真之助を騙すのは容易く、「私はヤクザの組長の娘。結婚を認めてもらうには組への登録料が必要」などと騙し、大金を毟りとることに成功する。しかし、金は元夫からの恐喝や生活費に消えてしまい手元には残らない。そんなある日、エミコは、解体作業員のアキラ(八木将康)と出会い一目惚れ。そんなアキラとデートを重ね、身も心も捧げるが、アキラには重度障害の姉・香澄(山田真歩)がいることを知る。香澄の存在を疎ましく思ったエミコはいっそ殺してしまいたいという衝動にかられて、エミコがとった行動(連絡した)相手は、真之助であった・・・
和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件
この事件の主犯格の女性は出会い系サイトで知り合った男性に対して「私はヤクザの組長の娘。月20万払えば組長が結婚を認めてくれる」などと嘘をついて大金を奪い取った他、自分の恋人の男性の姉が邪魔になり、出会い系サイトで知り合った男性に強盗殺人をするように仕向け、1名を殺害、1名に重傷を負わせた。その後は主犯格の女性と出会い系サイトで知り合った男性の2人は強盗殺人未遂の容疑で逮捕され、裁判では無期懲役の判決が下っています。
映画の感想(ネタバレ注意!)
今回、初主演の【瀬戸さおり】さんの演技に魅了してついつい最後まで見てしまいました。
恋は盲目と言いますが、ここまで気づかないものなのか?「真之助、騙されるな!!」と心の中で叫んでいました。
決してパッピーではありませんが‘‘こんな事件もあった‘‘のかと知ってて欲しい作品でもあります。
賛否ある中で、私個人の意見になってしまいますが・・・
実話を基にとありますが・・・見終わった後にゾッとする感覚を覚えています。
真之助がひたすらに可哀想で、イライラしますけど素直で真面目過ぎる彼には同情します。彼がもしかしたらエミコ以外の女性と出会っていたらこんなことにはなっていなかのかな~って妄想しました。
こんな事件があった事実は真摯に受け止めて行きたいと感じた作品です。
まとめ
今回は【愛の病】(邦画)を紹介しました。
- 2017年作品 監督を吉田浩太氏
- 実際に起きた【和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件】を基に作られている
- 母エミコ(瀬戸さおり)の狂女の演技に注目
- 恋が女性を狂わせたのか
- 真面目な真之助をどこか応援したくなる(騙されるな!!)
最後に
事件の重みを感じてしまいました。恋は素敵なことだし、いつまでも恋をしていたい気持ちもわかります。改めて「恋は盲目から」→「恋は盲目過ぎる」に変わった作品です。
最後までご覧いただきありがとうございました。