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今回は【欲動】について紹介します。ネタバレ注意
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欲動とは
女優でありながら、プロデューサー、監督として活躍し、多彩である杉野希妃氏の長編監督劇場初公開作品になります。2010年には深田晃司監督作品の「歓侍」で杉野自身は主演とプロデュースをしており、第23回東京国際映画祭・日本映画「ある視点」部門を受賞しています。今作品は100以上の映画祭からオファーが殺到し話題となり、アジアリゾート地である‘‘バリ島‘‘を舞台に男女の性・・・そして生死を描いた作品です。
女性監督ならではの男女の複雑な心理模様を描いてます。
ガムランという東南アジアの民族音楽による音楽やケチャといわれる、バリ島で男声合唱による呪術的な踊りなど‘‘バリ島‘‘でのオールロケシーンで行われたので、作品の完成度としても高いです。
病に向き合おうとする夫を持つ妻役を三津谷葉子が体当たりで演じています。その夫はフジテレビ系連続ドラマ「昼顏~平日午後3時の恋人たち~」に出演しセクシー&エロスな俳優の‘‘斉藤工‘‘が演じています。
杉野希妃監督は第19回釜山国際映画祭のイベント「Asia star award 2014」で、最優秀新人監督賞を受賞しています。
映画情報
タイトル | 欲動 |
---|---|
監督 | 杉野希妃 |
脚本 | 和島香太郎 |
作製年 | 2014年 |
作製国 | 日本 |
キャスト | 三津谷葉子、斎藤工、コーネリオ・サニー、杉野希妃、高嶋宏行 松崎颯ヲ |
あらすじ
妻・ユリ(三津谷葉子)と夫・千紘(斉藤工)は臨月を迎えた千紘の妹・久美(杉野希妃)の出産に立ち会うため、バリ島を訪れた。異国の地で出産する九美にとっては兄の千紘が来てくれた事は嬉しく、また千紘の妻であるユリは看護師をしていたので、心強かった。その一方で心臓に病を抱える夫。千紘にとってはとても危険が伴う旅であった。
九美の夫・ルークも含めて4人でバリ観光を満喫していた、途中のカフェでいつものように会話をしていると・・・
千紘が「日本へ帰りたくない」という一言によって千紘とユリの口論が始まってしまう。看護師であるユリに対して千紘は「人の死に慣れたお前が嫌なんだ」という一言により、ユリはその場を立ち去ってしまう。ユリはライス畑をさまよい歩き疲れ座り込んでしまった。すると先ほど、カフェにいた日本人男性の木村がユリの傍まで来て、気分転換にクタへ行こうと声をかけ、クタのナイトクラブへ。ユリは大音量で響き渡る音楽と周囲の雰囲気に呑まれてしまう。徐々に開放感を感じ始めたユリに明るい表情が戻ってくる。そんなユリに地元のジゴロ・ワヤンが熱い視線を送ってくる。危険を察したユリはワヤンを避けるようにその場を立ち去ろうとする。すると通路で木村が地元の青年と激しく絡み合っていた。思いがけない光景に戸惑いながらも魅入ってしまうユリ。そんなユリの背後からワヤンが強引に彼女の身体を奪おうとしてくる。必死の抵抗で逃げ切ることができたが・・・その心には恐怖と共に何か動く欲動の感覚が鮮明に残っていた。ユリは翌日、千紘とのわだかまりを感じながらもワヤンと再び出会うことになる・・・
病を患っている夫とその妻の関係は・・・妻の欲動は・・・
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映画の感想(ネタバレ注意!)
今回の作品は‘‘バリ‘‘と‘‘斉藤工‘‘さんと言う事で視聴しました。
バリの風景や音楽(ガムラン)雰囲気も感じられて凄く良かったと感じます。
内容は心が動かされる欲望を感じる作品でした。
【生と死】の関係を人の感情で描いています。(こちらの性もあります・・・)
死を目前にした夫と、どこか理性を捨てきれないでいる妻。
主人公である千紘(斉藤工)は誰かに求められていたい。愛して貰っていた。自分が必要であった。自分がこの世に存在していた証を感じて、死と向き合いこの世を去りたいと想いを感じました。誰かに必要とさてれいたいと思うのは共感できました。
妻(三津谷葉子)は強がっているように見えたが・・・
身近な人の命が短いって知ったら、亡くなってほしくないって思うけど、それを本人に「死んでほしくない」って、はなかなか言えないと思う。そんなことを言ったら本人をもっと困らせてしまうし、本人もつらいと感じる。
精神状態も不安定でそんな中、男女関係があったり新しく産まれてきた生命の誕生と、この夫婦には色々が重なりあっていますが、結果的にお互いが納得いく最後に見えました。
ラストシーンで千紘が海に入っていくシーンはなんとなく、人間はいつか自然に還っていくような・・・そんな、自然の持つパワーを強く感じました。
映画の内容も個人的には良かった印象です。
‘‘バリ‘‘と‘‘斉藤工‘‘が見られたのでとても満足しています。
まとめ
今回は【欲動】(邦画)を紹介しました。
- 2014年作品 監督は杉野希妃
- 斉藤工主演
- ‘‘バリ好き‘‘ ‘‘斉藤工好き‘‘はおすすめ★
最後に
この作品は‘‘バリ‘‘と‘‘斉藤工‘‘に魅了されて作品を拝見しました。
コロナの影響で旅行もままならい状況ですが、作品から雰囲気だけでも味あわせてもらい癒されました。
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最後までご覧いただきありがとうございました。