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今回は実際に起こった事件をテーマに作製された【MOTHOER】について
深堀（解説）します。ネタバレ注意
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MOTHOER（マザー）とは
出典：映画.com
「日日是好日」「光」の大森立嗣監督が長澤まさみと阿部サダヲをキャスティング。さらに、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」がモチーフに描いたヒューマン&社会派映画です。
長澤まさみがシングルマザーの秋子、阿部サダヲが内縁の夫を演じる。息子・周平役はオーディションで抜擢された新人の奥平大兼。
長澤まさみが悪女をどのように演じているのか？
見応えありそうですね・・・
映画情報
出典：映画.com| タイトル | MOTHOER マザー |
|---|---|
| 監督 | 大森立嗣 |
| 脚本 | 大森立嗣 港岳彦 |
| 作製年 | 2020年 |
| 作製国 | 日本 |
| キャスト | 長澤まさみ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、土村芳 荒巻全紀、大西信満、木野花、阿部サダヲ |
あらすじ
出典：映画.com
ゆきずりの男性たちと関係をもち、後先を考えずその場しのぎで生活を送っている女性の秋子（長澤まさみ）だが、彼女には幼い息子の周平（奥平大兼）がいた。幼い周平には頼りになるのは母親である秋子しかいなかった。次第に社会から疎遠になっていき、それでも生活しなくては行かずに貧しいながらも必至に生活していた。そこには母と息子の異様な絆が生まれていた。大きくなった周平はある悲惨な事件を起こしてしまう。彼が犯した事件とは？
なぜ、彼が罪を犯してまで求めていたものはなんだったのだろうか・・・？
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川口祖父母殺人事件
2014年に川口祖父母殺害事件が起こりました。当時17歳の少年が祖父母殺害し現金8万円やキャッシュカードを奪った事件です。事件を引き起こしてしまった
裏には耳を疑うような事実がありました。そこには・・・
母親の存在が大きく影響していました。
その母親は少年に「祖父母を殺してでも金を借りて来い」と指示して、少年は祖父母宅に訪れるが案の定、金を貸してくれなかったので祖父母を殺害してしまった。
そこまでして、少年はどうして母親の指示に従ってしまったのか？
そこには男にのめり込んでいく母親とその養父からの虐待が背景にあったようです。
そして・・・養父がいなくなると母親は少年に頼りきった異常な状態（ヒモ状態）になってしまったようです。
こんな実話があったとは知りませんでした（涙）。
裁判では学校にも行けずに身の回りの事をやり、しかも、まだ小さい妹を少年が育てていたにも関わらず少年は強盗殺人容疑で逮捕。その後の裁判で懲役15年。
一方の母親は少年に殺人を指示したことを否定し証拠がなく、強盗罪と窃盗罪で少年の刑の1/3以下の懲役4年6カ月
少年と母親の刑量に違和感を感じるのは私だけでしょうか？
「母親の刑少なっ！！」（短くないですか？）
映画の感想（ネタバレ注意！）
出典：映画.com正直・・・こんなことが起こっていたなんて・・・
いわゆる母親のネグレクト（育児放棄）がテーマでもある作品です。なかなか共感はしにくい部分もありましたが、現代社会を問題視する作品としては非常に考えさせられる作品でした。
息子役の奥平大兼は本作品が映画初主演とあり、初主演とは思えまいほどの演技力でした。今後の活躍に期待を持たせてくれました。
更に気になった方はこちらを読んで見ても良さようです。
真相が知りたい方には、違う視点から見てみるとまた違う感情が出てくると思います。
まとめ
今回は【MOTHOER マザー】（邦画）を紹介しました。
- 2020年作品 監督は大森立嗣
- 実際に起きた【川口祖父母殺人事件】を基に作られている
- 母親・秋子の悪女を長澤まさみが演じている
- 現代社会にネグレクトという社会的問題
最後に
社会的問題であるネグレクト（育児放棄）がテーマになっていて、非常に考えさせらる作品でした。だた、少年はなぜここまでしなくてはいけなかったのか？が凄く気になりました。
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